生産者だから分かること。「これからの時代の生産者と消費者のマッチング」

インタビュー Vol.2 小川穣さん(株式会社AGRU代表)

Cucuruインタビュー第2回目は、神奈川県で「みちばたばたけ」を運営されている小川 穣さんです。今回は穣さんの梅畑にうかがい、畑のお話や、最近リリースされたサービスサイト「つくる人、食べる人。」についてうかがいました。

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梅とハーブとブルーベリーの「みちばたばたけ」

−こんにちは!大勢の方でにぎわってますね。

穣:はい。今日はうちの畑で「梅まつり」を開催していて、オカリナ演奏のライブがあったり、地元の天然酵母パン屋さんやエコ住宅屋さんが出店したりで、近所の方が遊びにきてくださってます。

−地域でこのようなイベントがあるっていいですね!

穣:農作業は基本1人ですからね。地域のコミュニティがあって、色々な人と触れ合う時間があるのは楽しいです。

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みちばたばたけの梅まつりの一コマ

−みちばたばたけはご家族で運営されているんですよね?

穣:はい。元々親がやっていた畑を僕が手伝うようになって、気が付いたら畑にいる時間が人生の中で一番長くなってました。笑 今は家族で協力しながら畑の世話をしています。

−ほんと仲良し家族ですよね!みちばたばたけでは、何を作ってらっしゃるんですか?

穣:主に、梅、ブルーベリー、ハーブを無農薬で育ててます。ハーブは、バジルやラベンダーなど30種類くらい作ってます。収穫量がある程度決まっているので、直売以外は、ジャムや加工品にしてマーケットで販売しています。

農業をやっててよかったこと、つらかったこと

−色々な作物を栽培されていますが、農業をする上で大切にしていることはありますか?

穣:その植物が一番元気な状態で収穫するようにしてます。葉っぱとか見てると、ベストな時期ってすごく少ないんですよ。バジルなんかは若い頃がおいしいし、時間が経ってくるとシナシナになってくるので、新鮮なうちに採るのがポイントです。

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みちばたばたけのハーブ畑

−自然と直に触れ合えるお仕事をされていて、うらやましいと感じることもありますが、もちろんいいことだけではないですよね?

穣:お金にならないし、休みがないし、畑から離れられない。笑 昔は土日に親が畑をやっているのを見て、なんで農家は遊びにも行かず、単価の安いものを作ってるのかなー、と理不尽に思ったりもしました。

−なるほどー。でも、いいこともありますよね!?

穣:畑の作業はやっぱり気持ちいいです。色々なアイディアが湧いてくるのも、植物と向き合ってる時ですね。いいアイディアが浮かぶと手袋はずしてメモ取って、なんてやってるとなかなか作業進まないんですけどね。笑

みちばたばたけのハーブティー「ShangriLa」

−みちばたばたけさんのハーブティー「ShangriLa」はCucuruでも販売していただいていますが、おすすめの点は何ですか?

穣:自分のところの畑でハーブを作っているということですかね。ラベルの表記に「国産」と書いてあるものは、すべてうちで育てているハーブです。ルイボスとかローズヒップとか、日本で栽培するのが難しいものは業者さんから購入していますが、できるかぎり自分のところで育てるようにしてます。

−穣さんのおすすめのハーブティーは何ですか?

穣:僕が好きなのはRE:Flat(リフラット)というやつですね。自分がイメージするハーブティーの味がこれなんです。ハーブティーをもっと日常的に、お茶のような感覚でガブガブ飲んで欲しいと思ってるので、さっぱりめのブレンドにしています。冷やして飲んでもおいしいですよ。

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ハーブティー「ShangriLa」。4種類あります。

−「ShangriLa」のハーブティーを実際に飲めるお店はありますか?

穣:東京になりますが、現在Side Trip(世田谷区北沢)とSeguret(セギュレ)(新宿区山吹町)というカフェで取り扱っていただいています。お近くの方はぜひ足を運んでみてください!

生産者と消費者をつなぐ情報発信サイト「つくる人、食べる人。」

−穣さんは、最近「つくる人、食べる人。」というサイトをリリースされましたよね。

穣:タイトル通り、生産者と消費者をつなげるサイトです。僕は生産者として、農家も作って売ってだけではダメだと思うし、何か違う形でやれたらとずっと考えてました。

生産者側から情報発信ができて、また消費者側からも情報発信ができて、それぞれのマッチングができたら、本当の意味で顔が見える販売と言えるんじゃないか思って。それで始めたのが「つくる人、食べる人。」です。

生産者には、農作物のことやレシピとか、それぞれが持っている知識を発信してもらって、消費者にはそれを見て「この野菜はこんな風にできてるんだ」とか「こんな料理方法があるんだ」と知ってもらうことで、「食」に対するみんなの意識の底上げができたらと思ってます。

つくる人、食べる人。
つくる人、食べる人。

−「つくる人、食べる人。」では、色々なジャンルの生産者さんが登録されてますよね?

穣:はい。色々な価値観を持った人たちが、それぞれに合った農家さんと出会えるといいと思ってます。何がよくて何が悪いかはその人自身が決めることだし、十人十色でいいと思うんです。一番大事にしているのは価値観が合うかという点で、食べることが楽しくなるようなサイトにしていきたいと思ってます。

−なるほど。サイトを通じて、お気に入りの生産者さんを見つけることができるというのは新しい試みで面白いですね!畑、レストラン、「つくる人、食べる人。」の掛け持ちで大忙しの穣さんですが、これからのますますのご活躍を楽しみにしています。今日はどうもありがとうございました!

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この記事を書いた人

Cucuru運営スタッフ
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