筍を見て思い出す、草香もえ先生の”春のハーブ薬膳”講座

〜「飽食の時代」と叫ばれて久しい。けれど、むしろ「豊食の時代」である。〜

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はじめまして、「みちばたばたけ」のオガワです。
小さな畑と小さなお店を営む自分ですが、食に関する繋がりから、様々な方達との出会いがあります。それは自分の【食】に対する“楽しい”を広げてくれる時間。そして、季節や旬の食材が、その“楽しい”を思い返させてくれる瞬間があるんです。

フキノトウが出始め、タケノコ、ふき、菜の花を見かけ始めると、草香もえ先生のハーブ薬膳の講座を思い出します。春の特徴と食での対処法。ふとレジュメを読み返した際に「ああ、そうだった。」と、頭の片隅から知識を引っぱり返す感覚。自分が春の食材を楽しみにしているのは、不要な物を出しきって、新たなスタートができるからかもしれません。

春の特徴や対処法、取りたい食物など

以下、春の特徴や対処法、春にとりたい食物について、草香もえ先生のハーブ薬膳の講座レジュメより抜粋します。

【春の特徴】

「春は草木が芽生える季節。人間も同じように冬眠していた体の細胞も新しい細胞の生成に向けて動きだし、体も心も新陳代謝が活発になる季節です。人の心身も多動的になり、体に熱がたまり、体がだるく疲れやすく、イライラ、頭痛、目の充血、めまい、肩こり、不眠などがおこりやすくなります。」

【対処法】

・肝の機能を養う→酸味の食物、緑の食物をとる
・解毒・気の流れを良くする食物をとる→体に滞った物をとる。冬の間に気や血が滞っているので、気の流れを良くして滞りを解消し、余分な物を排泄する。

【春にとりたい食物】

旬の食材、香りの良い山菜などを多くとり、香りを楽しむ
蕗、タケノコ、コゴミ、三つ葉、菜の花、春菊、セリ、小松菜、セロリ、レモン、イチゴ、梅、貝類、すずき、海藻、昆布、動物のレバー、緑茶、茴香、枸杞子、サンザシ、菊花、車前子、薄荷、当帰

難しい事を物事通りに理解できる。そんな素敵な頭脳は持ち合わせていませんが、旬の物をたべる事にはしっかりと意味があるのだと初めて理解したきっかけはこの講座。

その後は年々、歳をとる毎に体が求める食べ物が旬の物である事を実感し、改めて旬の食材を食すと言う事に意味を感じます。季節感、雰囲気、エンターテイメントでは無い、それ以上の体が求める“美味さ”がそこにはあるのでしょうね。
タケノコの刺身

春の旬、「タケノコ」について

さて、みちばたばたけではタケノコが採り頃。春の食材の“程よいエグミ”に喜びを感じながら、日々の食卓に向かいあうのです。

《タケノコの雑学》

  • 筍(たけのこ)/イネ科  英名:bamboo shoot / bamboo sprout
  • 中医学的には便秘や咳、胃大腸に良いとされ、体内に溜まった不純物の除去や消炎、解熱の作用が期待できると言われている。
  • 現代ではチロシンやカリウム食物繊維が豊富とされ、ダイエットや大腸がんや動脈硬化の予防に良いとされている。
  • 筍で一般的に知られている竹の種類は孟宗竹(もうそうちく)、真竹(まだけ)、淡竹(はちく)、根まがり竹で、みちばたばたけで収穫する筍は孟宗竹(写真参照)。
  • 竹に旬と書いて「筍」だが、たけのこは約10日(一旬)で成長し竹になる為にこの漢字がつけられた。
  • 筍の皮には防腐作用があり、昔はおにぎりの包みに用いられた。
  • 美味しい筍の見分け方は新鮮なものを選ぶこと。皮にツヤがあるもの、毛並みのそろっているもの、根っこのぼつぼつがなるべくピンクっぽい物を選ぶとよい。
  • みちばたばたけのタケノコ

この記事を書いた人

小川 穣
小川 穣
神奈川県大和市にある小さな畑で、ハーブと梅とブルーベリーを栽培しています。 作物を使った手作りの加工品を、数量限定で生産中です。 あんしん、安全、おいしいはもちろん。 いま生産者ができることを、皆様にお伝えできれば光栄です。
AGRU.co.ltd : https://agruherbs.wordpress.com/
つくる人、たべる人。 :www.tsukutabe.com