女子高時代の仲良し3人組が見つけた宝物。JKさんが出会ったラオスのものづくり

インタビュー Vol.3 辻亜希子さん、塚野弘美さん、吽野英里さん(JK)

Cucuruインタビュー第3回目は、ラオスでシルク商品やジュエリーを制作されているJKさんです。女子高時代の同級生であるという辻さん、塚野さん、吽野さん。今回はそんなJKさんに、ラオスでのものづくりのお話をうかがってみました。

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偶然から始まったラオスとの関係

− こんにちは。女性が3人集まると華やかですね!JKさんは、ラオスでものづくりをされていますが、そもそも始められたきっかけはなんですか?

JK: もともと、私(辻さん)の父がラオスにいる友人と親交が深く、よいものを日本へ紹介したいと考えていたようなんです。そんな時に父が体調を崩しまして、代わりに私がラオスに行くことになり、当時よく会っていた高校の同級生(塚野さんと吽野さん)を誘って3人で行くことになりました。

初めてラオスに行った時は、その友人に案内してもらい、色々な工房を回りました。その時、シルクにとても魅かれまして。ラオスのシルクは質がよくて、色がとてもきれいなんです。

ただ、ラオス自体がまだあまり知られていないので、現地に行かないと商品を見ることができないんです。よいものがあるのに知られていないのはもったいない、みなさんにもっと知ってもらいたいと思ったことが、この活動を始めたきっかけです。

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上質なラオスのシルク。すべて手仕事によるものです。

オーガニックシルクの袱紗ができるまで

− JKさんのシルク商品には袱紗がありますよね。

JK: 一般的にラオスで売っているシルク商品は、動物や生活様式の模様が多く、お土産品という印象が強いので、もっと普段から日常で使えるように、自分達でデザインしようと思って考えたのが袱紗です。

ラオスシルクは厚みがあるのですが、袱紗は折りたたんで使うものなので、しわがつかないように布を薄くしました。模様も日本の縁起物にあわせて、富を意味する金の延べ棒のデザインを織り込んでいます。袱紗としてだけではなく、ポケットチーフやバッグの飾り布として使っていただいてもおすすめです。

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ラオスシルクの袱紗。ピンクは慶事用、紫は慶弔両用です。

− この袱紗はどのようなところで作っているのですか?

JK: 70を過ぎたおばあさんが運営している工房で、30名くらいの若いラオス人の女性たちが、糸紡ぎから、染め、織りまですべて手作業で行っています。20枚の袱紗を作るのに、だいたい1ヶ月くらいかかります。こちらで使っているシルクは、蚕のエサになる桑の葉が有機栽培なので、オーガニックシルクとも言われてるんですよ。

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繭から紡がれた生糸。ここから色を染めていきます。

− 現地の工房でものづくりをされていて、大変だったことはありますか?

JK: 最初は、布の端が糸でまつってなかったり、余分な加工が施されたりしたこともありました。織傷を指摘しても、「手作りだから仕方がない」と言われてしまったこともあります。笑 

袱紗は、ラオスに元々ないものなので、現地の人もイメージしづらかったみたいで、何度かやり取りをしながら今の形に仕上がりました。今では、出来上がるとまず写真を送ってくれるので、その時点で確認をして修正をお願いするようにしています。

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昔ながらの機織り機で丁寧に織り上げていきます。

和のテイストを取り入れたネイルカフ

− シルク商品の他に、ネイルカフもありますよね。私が初めてJKさんの商品を見た時にパッと目に留まったのがこのネイルカフでした。

JK: 私たちも初めて見た時に「これは見たことがない!」と衝撃を受けました。こちらも日本に住む人にも使っていただけるように、和のテイストを取り入れて、吉祥、桜、折り紙の模様をデザインしてみました。

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真鍮製のネイルカフ。(左手)左から桜・吉祥・折り紙。

− 着物にも合いそうですね。吉祥模様の意味も初めて知りました。

JK: この吉祥模様、は日本の伝統民芸の刺し子のモチーフ「七宝つなぎ」をイメージして作っています。平和や円満を意味する輪を連ねた模様は、縁起が良く、家紋や着物の柄にもよく使われているんですよ。

ネイルカフの職人さんは、それこそミリ単位でデザインを調節してくれるので、思い描いていたイメージどおりに作ることができました。自分達がデザインしたものが、形になっていく過程はとてもワクワクしますね。

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ハワイでジュエリーを学んだ職人さんの工房にて。ひとつひとつが手作業での工程です。

今後の活動予定とラオスの魅力

− 今後はどのような活動をされていく予定ですか?

JK: 今、新作のアクセサリーを作っていて、蓮や桜、薔薇のモチーフのブレスレットやペンダント、リング、ピアスを作っています。まだ、あまり販路がないので、これから展示会やイベント等に出展して、みなさまに見ていただくことにも力を入れていこうと思っています。

− 最後にラオスの魅力を教えていただけますか?

JK: ラオスはまだあまり発展していなくて、素朴な雰囲気が残っているんです。そこが一番の魅力なのかもしれません。二期作ができるので食べ物が豊富にあり、人は大らかでのんびりした感じですね。人間生活の上で大切なものを改めて考えさせてくれる場所という気がします。

料理は、タイやベトナムによく似ていて、たくさんの生野菜やハーブを使うので、体にいいなぁ、と思いながらいつも食べています。「ビアラオ」というラオスのビールがあるんですが、氷を入れて飲むのですがとてもおいしいんですよ。

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ヴィエンチャン市内にあるポンサワン市場。地元の人が買い物に使っています。

− 人やモノとの偶然の出会いの中で、気が付いたらラオスを中心に回るようになっていたというJKさん。様々な商品を作られていますが、どれも一貫して縁起がよく、気持ちのよいもの、という印象を受けました。今後も日本とラオスの架け橋として、お互いの伝統をつなぐ素敵な商品作りをされていくことを楽しみにしています。

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Cucuru運営スタッフ
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